声優

【声優が教える!】滑舌の鍛え方と3つの練習方法

 

ステム
ステム

皆さんこんにちは!ステムです!

今回は滑舌の鍛え方と3つ練習方法についてお話ししていこうと思います!

誰しもがぶち当たる壁それが滑舌です。

どれだけ声質が素晴らしくても滑舌が悪いと相手に言葉がしっかり伝わらないですよね?

声優にとって滑舌は生命線とも言えます。

でも滑舌って意外と疎かにしがちなんですよね。

滑舌の練習は地味だし、すぐに上達するものでもない。

ですが、毎日鍛えていけば滑舌で悩むことが確実に減るので

未来の自分のためだと思って頑張りましょう!

まずは自分の苦手な行をチェックしよう!

 

皆さんは自分の苦手な行を把握していますか?

一般的に苦手な行とされているのは

サ行,ラ行

あたりですかね。

ステム
ステム
ちなみに僕はタ行が苦手です(笑)

苦手な行のチェックは簡単です。

長めの文章を読んでみて言いにくいor噛んでしまった行が苦手ということです。

苦手な行が分かったらその行が沢山出てくる文章や早口言葉などを読む練習を繰り返ししましょう。

ネットで検索すれば例文や早口言葉はすぐに見つかるはずですよ。

何度練習しても繰り返し噛んでしまう場合は

鏡の前で口の動きをチェックしながら読んでみましょう。

後はとにかくゆっくり読むことを意識して下さいね!

噛んでしまう原因とは?

 

自分が苦手だと思っている部分は

男A
男A
噛んだらどうしよう

優等生
優等生
早く言い切ってしまいたい

という不安や焦りから早口になってしまう

それが噛んでしまう原因の一つです。

一度タイマーで文章を読むスピードを確かめてみて下さい。

音読のスピードは1分間に約300文字ぐらいが目安と言われているので

これを指標にして練習してみましょう。

その際には必ず自分の声を録音して下さいね!

自分の声を客観的に聴くことはとても大切ですよ。

滑舌をよくするための3つの練習方法

 

 

ステム
ステム

滑舌をよくするための練習方法は色々とありますが

ここでは実際に声優の僕が実践している練習方法をご紹介します!

 

ゆっくり文章を読む練習をしよう!

 

まずは自分が思っているよりもゆっくり読む練習をしてください。

ゆっくり読むことによって正しい口の形と下の動きを脳に記憶させやすくなります。

ステム
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ゆっくり読めば噛むことはほぼ無くなりますよね?

①苦手な文章をゆっくり読む

   ↓

②噛まずに読めた

   ↓

③スピードを上げて読む

これだけで滑舌は上達します。

スピードを上げて読めたらさらにスピードを上げて読んでみて下さい。

最初から早口で読むのはおすすめしません。

普段文章を読む時に早口で読む癖がついてしまうからです。

 

ステム
ステム

僕が実際そうでした。

人に指摘されるまで自分が文章を読むときに早口になっていると気づけなかったんです。

 

早口言葉のようなスピードで文章を読めるというのは凄いことではありますが

声優のお仕事ではゆっくり明瞭に文章を読む仕事の方が圧倒的に多いです。

まずは相手が一発で聞き取れるスピードを重視しましょう。

子どもやお年寄りの方と話すときのイメージで文章を読んでみるといいかもしれませんよ。

ゆっくりと早口の両方を上手くコントロールできるように練習しましょう!

苦手な言葉に1音1音伸ばし棒をつけて読む練習をしよう!

 

例えば〝滑舌〟という言葉で噛んでしまう場合は

かーつーぜーつ

というように1音1音ごとに伸ばし棒をつけてみる。

何度か繰り返し かーつーぜーつ と声に出して1音1音ずつ丁寧に読んでみて下さい。

読み終えたら1音1音ずつ丁寧に読むことを頭の中で意識しながら

〝滑舌〟と言ってみて下さい

以前よりも読みやすくなったのではないでしょうか?

ちなみにこの方法は単語だけでなく文章でも応用できます。

例えば

私は滑舌などの練習を毎日しています。

このような文章があったとしましょう。

おそらく不明瞭になる部分は〝滑舌などの〟の部分だと思います。

先程のように伸ばし棒を追加してみます。

私はかーつーぜーつーなーどーの練習を毎日しています。

この文章を繰り返し読み、

口の形や下の動きを覚えたら元の文章に戻して読んでみて下さい。

この練習をしているといつの間にか苦手な部分がしっかり読めるようになるはずなのでコツコツと毎日続けていただきたいです!

100%のボリュームで文章を読む練習をしよう!

 

皆さんは普段どこで発声や滑舌の練習していますか?

基本的には家で練習する人が多いのではないかと思います。

では家で練習している人に質問です!

声のボリュームは100%出せていますか?

出せているのであれば問題ないですが

多くの人は

優等生
優等生
近所迷惑になるかも...

男B
男B
大きな声を出すと家族に怒られるし恥ずかしい!

などの要因から100%のボリュームで練習できていないんです。

これの何が問題なのか?

100%のボリュームで練習しないと

滑舌と演技の両方に悪い影響が出てしまうんです。

滑舌

 

皆さんが噛んでしまう苦手な単語や文章って

実は小声の方が大きな声で発生するよりも言いやすいんです。

なので、普段から大きな声で練習していないと

滑舌で苦手な部分に気づけない可能性が出てきてしまいます。

つまり、小声では噛まずに言えても大きな声では噛んでしまう危険性があるということです。

大事な発表の場でそのことに気づくのはとても怖いですよね...

ですので普段から大きな声で練習することを心がけましょう。

演技

 

皆さんはアフレコの授業を受けたことはありますか?

アフレコ経験がある方に質問ですが

アフレコした自分の声が思っていたよりも小さいと感じたことはありませんか?

理由は簡単です。

練習の時に100%のボリュームで声を出していないからです。

緊張や演技に自信がなくて声が小さくなってしまったということも考えられますが

ただ単に大きな声を出すことに慣れていないのが原因だと思います。

声量がないとマイクに声が乗らないので

必然的に声が小さく聞こえてしまうわけです。

声優のお仕事は

リアルな演技よりも少しオーバーなテンションでの演技が求められます。

なぜなのか?

ある程度オーバーなテンションで演技をしないとキャラクターの絵に

自分の演技が負けてしまうからです。

養成所や専門学校に通われてる方は人前で演技を披露する機会は多いと思います。

その際は自分が思っているよりもオーバーなテンションで演技をして下さい。

講師の方から

それはちょっとやりすぎかな(笑)

って言われるぐらいがちょうどいいかもしれません。

テンションを上げるほうがテンションを下げるよりも難しいので

自分のテンションの限界値を初めに提示しておけば

ダメ出しされた時に対応しやすいんです。

少し話が脱線してしまいましたが

テンションの高い演技をするためには日頃から100%のボリュームで練習した方がいいということです!

家で100%のボリュームは厳しいという方は

カラオケやスタジオを借りるor広めの公園で練習することをおすすめします。

滑舌や演技を上達させるには常に本番を想定した練習が1番効果的ですからね!

まとめ

 

①苦手な行を見つける

②苦手な行が沢山出てくる文章をゆっくり読む

③ゆっくり読めたら徐々にスピードを上げて読む

④どうしても苦手な単語には1音1音ごとに伸ばし棒をつけて音読

⑤練習の際は小声ではなく100%のボリュームで音読

⑥必ず録音して自分の音源を聴く

滑舌を鍛える作業はとても大変ですが、しっかりやらないとあとで

必ず後悔します。

滑舌面で悩むことが少なくなれば演技にも自信がつきます。

毎日コツコツと練習を続けていきましょう!

 

最後までこのブログを見ていただきありがとうございます!

それではまた!