声優

【声優が教える!】セリフを上手く読むために必要なこと3選

皆さんこんにちは!

ステムです! 

今回は

セリフを上手く読めるようになりたい!

練習方法が知りたい!

そんな方のために

セリフを上手く読むために必要な3つのこと

についてお話ししていこうと思います!

ステム
ステム
レナは普段、どんな練習をしてる?

レナ
レナ
発声とか滑舌の練習かな!

 

ステム
ステム

それももちろん重要だね!

ただしっかりとした発声や滑舌が出来ていても無感情だったら聞いている人に言葉は伝わらないよね?

 

レナ
レナ
確かに‥‥

 

ステム
ステム

基礎である発声や滑舌に感情やテクニックが加わる事によって魅力的な演技になるんだ!

これからセリフを上手く読むために必要なことを3つ紹介しますね!

 

サブテキストを考えよう!

皆さんはサブテキストって知っていますか?

サブテキスト?

なにそれ?

と思う方もいれば既に養成所や専門学校で学んだ方もいるかと思います。

サブテキストとはセリフの裏に隠された内容のことです。

例えば

AさんがB君に向かって

「あんたのことなんて好きじゃないから!」

というセリフを言ったとしましょう。

このセリフを文字通り受け取るならAさんはB君のことが好きじゃないと分かります。

ですが

AさんはB君のことが本当は好きだけど照れ隠しで好きじゃないと言ってしまったのかもしれませんよね?

もしセリフの解釈を間違えてしまったら物語が成立しなくなってしまいます。

そうならないためにト書きで説明があったりするわけですがト書きが書かれていない場合もあります。

そんな時に必要なのがサブテキストです。

サブテキストを考える上でのヒントは台本の中の文章に隠されています。

それを見つける力、つまり

読解力が必要です。

読解力とサブテキストを考える力が身につけば必然的にセリフを上手く読むことができるはずですよ!

 

人間観察をしよう!

皆さんは人間観察してますか?

人間観察は誰にでもできるし演技力向上にとても最適なんです!

目の動き、仕草、会話の内容など

注目するポイントは沢山あります。

あまり見すぎると怪しい人だと思われてしまうので注意が必要ですけどね(笑)

では、なぜ人間観察が必要なのか?

それは

想像力が鍛えられる

からです。

想像力が鍛えられるとアドリブに対応する力が身に付きます。

声優になるとアドリブを求められる機会って結構あるんです。

特に新人の時によく経験するのがモブやガヤの仕事です。

新人声優は基本的にモブと言われるセリフが一言、二言の脇役でキャスティングされることがほとんどです。

モブはセリフ数が少ないのでアフレコ当日にガヤをお願いされることがあります。

ガヤとはその他大勢の環境音のことです。

お店とかで人がいれば話し声とか聞こえますよね?

その声をアドリブで話すのがガヤの仕事です。

ガヤの声って簡単そうに見えて実は意外と難しいんです。

難しい理由としては

・アドリブのセリフが他の声優さんと被ってしまう

・場面にあったアドリブが求められる

・キャラ設定をしっかりしないとリアリティがなくなる

などがあります。

例えば、試合で誰かを応援しているシーンのガヤを求められた場合

誰もが思い浮かぶアドリブと言えば

男A
男A
「頑張れー!」

とかですよね?

誰もが思い浮かぶということはセリフが他の人と被る可能性が高いわけです。

「頑張れー!」というセリフがダメなわけではないですが誰かがそのセリフを言った場合、違うセリフを言った方がいいです。

アドリブでオススメなのは掛け合いのキッカケになるようなセリフを言うことですね。

「頑張れー!」だけだとそれで終わってしまいます。

例えばですが

「俺らの試合は何時からだっけ?」と疑問系で投げかけてみるとどうですか?

自然と会話のアドリブが成立しそうですよね?

アドリブで重要なポイントは

・自分が話しているキャラは誰なのか?

・そのキャラは誰に向けて話しているのか?

を考えた上でセリフを言うことなんです。

このシーンの場合、応援しているチームメイトの他にも色んな人がいそうですよね?

試合の審判、ライバル校の生徒、スカウトマンなど多くの人たちが試合を観ている可能性があります。

つまり、チームメイトのガヤだけではリアリティに欠けてしまうわけです。

様々な視点でキャラ作りをすることが大切ですよ!

アドリブが苦手な方は積極的に人間観察をして様々なシーンに対応できるセリフを日頃から考えるようにしましょう!

 

演技が上手い人の真似をしよう!

セリフを上手く読む上で1番効果的な方法は演技が上手いと思う役者の芝居を真似ることだと思います。

でも真似することに対してマイナスなイメージを持っている方もいますよね?

優等生
優等生
誰かの真似はしたくない

男B
男B
自分はオリジナリティを発揮したいんだ

そう思うことは悪いことではありません。

確かにオリジナリティは大切です。

ですが

演技が上手い人の真似をしても完全に真似ることは不可能なので必ず自分のオリジナリティは残ります。

ですので上手い人のお芝居はどんどん吸収しましょう!

真似する際に注意していただきたいのは

ただ真似をするだけにならないようにしてください。

何が言いたいのかというと声真似ではなく芝居真似をしてほしいわけです。

ポイント

・どのような感情からこのセリフを言ったのか?

・どうして「間」が生まれたのか?

・なぜこのようなセリフの言い回しになったのか?

こんな風に考えるながら真似をすることで格段に芝居が上達します。

自分が目指す方向性のお芝居を研究していくことがセリフを上手く読むための近道ですからね!

 

まとめ

セリフを上手く読むために必要なことは沢山ありますが

今回紹介させていただいた3つは特に重要なので是非実践してくださいね!

セリフを上手く読むために必要なこと

・読解力を身につけてサブテキストを考えよう!

・人間観察で想像力を養い、アドリブに対応できるようにしよう!

・芝居が上手いと思う人の芝居を真似をしよう!

最後までこのブログを見ていただきありがとうございます!

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それではまた!