皆さんこんにちは!
ステムです!
今回は質問をいただいたので
声優オーディションに合格した時の話と日ナレで印象に残ったA君について
お話していこうと思います!
所属した時の手応えは…全くなかったですね(笑)
正直、所属できると思っていなかったので連絡が来た時は驚きました(笑)
だって審査員の方からもそこまで質問されなかったし、課題のセリフも噛んだりで絶対落ちたと思ってたよ!!
じゃあ、その時の話をもっと詳しく教えて!
所属した時のことを思い出してみるよ!
声優オーディションに合格した時の話
最終審査で某事務所に落ちた僕は
そろそろ外の世界(外部オーディション)も見てみるかということで日ナレを卒業しました。
日ナレ時代は外部のオーディションを受けると印象が良くないだろうと思っていたので
日ナレ以外でオーディションの経験はありませんでした。
日ナレを退所した僕は
と意気込んでいました。
ただ、どこの事務所のオーディションを受けるのかは全く決めていませんでした。
僕は焦って色々な事務所のオーディションを調べました。
そして、あることに気づいたのです。
いや~今考えると本当に計画性がないですよね(笑)
日ナレの関連会社に絶対所属してやるぞ!
と思っていたので1~3月は外部のオーディションのことなんて考えもしなかったわけです…
大きなオーディションが既に終わっていることを知った僕は
またどこかの養成所に入るか来年の大きなオーディションを待つかで悩んでいました。
途方に暮れていた時に友人から
と連絡が来たので
と返信をして会うことになりました。
ちなみにその友人はアニメや声優についての知識はありますが
声優を目指しているわけではなく、立派な会社員です。
僕はその友人と遊んだ後にファミレスで相談をしました。
でも大きなオーディションもしばらくないのか……あ、だったら直接事務所に声優になりたいから入れてくださいって言えば?
僕は友人のその言葉を聞いた時に衝撃を受けました。
僕が提示した選択肢のどちらでもなく
声優志望者からしたら無謀以外のなにものでもない答えだったからです。
ただ、無謀すぎるだろと思いつつも心のどこかでわくわくしていました。
その後友人と別れてから、僕は急いでプロフィールをパソコンで作成しました。
そして、そのプロフィールと日ナレ時代に録音したボイスサンプルをダメ元で
事務所に送りました。
オーディション以外では声優を募集していない事務所だったので返信が来る確率なんて0%に等しいのは分かっていました。
送ってからしばらく経っても返信がこなかったのでやっぱり無謀だったかーと思っていた時に連絡が来ました。
「1度事務所に来ていただいてそこで改めて審査させていただきます。」
連絡きたー!!!とまだ合格してもないのにめっちゃ喜んだ記憶があります(笑)
そして指定された日時に事務所へ行き
当日課題のセリフや質疑応答などをしました。
先程も言いましたが課題のセリフで盛大に噛んだり
質疑応答もそこまでなかったので手応えはありませんでした。
しかも
日ナレに3年間通っていただけで
何かのアニメや外画に出演した経歴もないため
事務所側からしたらよく経歴もないのにプロフィールやボイスサンプルを送ってきたなと思われていたでしょうね(笑)
審査が終わって1週間が経ち
手応えも感じられなかったし気持ちを切り替えて次の事務所を探そうとしていた時に審査を受けた事務所から
「弊社で慎重に協議した結果、ステム様には仮契約扱いで事務所に所属していただきたいです。」
と連絡がありました。
僕はまたしても大喜びしたわけですが
よく見ると
仮契約?なんだそれは?
でもとりあえず声優になれるわけだから今は気にしなくていいか!
その当時は楽観的に考えていましたがこれが後々ステム少年を苦しめることに……(笑)
それで仮契約ってなんだよ!
ってなると思うので簡単に説明すると
事務所で君を雇ってオーディションとかの案件を振るけど1年以内に結果出せなかったらクビね!ってことです(笑)
そりゃそうですよね。
なんの経歴もない自称声優を何年も雇ってくれないわけです。
1年でも面倒見てくれるだけで奇跡ですからね(笑)
そこからステムはどうなっていくのか…!?
そんなことを書いていたら
質問の内容から脱線するどころかとんでもなく長い話になりそうなので今回はやめときます(笑)
その後、色々とオーディションを受けてきたけど自分の中で手応えがない時の方が受かってることが多いかもしれない!
さて、それでは次の質問にいきたいと思います!
日ナレ時代に印象に残ったA君の話
これは僕が基礎科生だった頃に途中から合流したとある男性のお話です。
基礎科時代に担当だった講師の方は俳優の方で演出もされる方でした。
4月からレッスンがスタートし右も左も分からない僕たちは
とにかく声優になるには
と思っていたので
レッスンでお芝居をするときにそういった声(作った声)で演技をしていました。
しかし、講師の方からのダメ出しで
声を作るな!素の声で演技をしろ!
と毎回言われていました。
僕たちは素の声で演技をしても魅力的な声なんて出せないしどうすればいいんだという状況でした。
僕たちが悩んでいる時に基礎科2年目の方が
講師の方に気に入られないと関連会社オーディションの推薦は貰えないし、進級も危うくなるよ。
だから作った声で演技しないほうがいい
とアドバイスされました。
その方は舞台芝居が得意な方で講師の方からの評価も高い、優等生でした。
僕たちはこのまま声を作ったお芝居を続けていたら
推薦は貰えず進級もできないことになると焦っていました。
結局僕たちは
講師の方やその優等生が言うように声を作るのをやめて素の声でお芝居をするようになりました。
それから何ヶ月か経過したある日のレッスンで男性が新しく僕たちのクラスに合流しました。
その男性が今回のお話の主役です。
その男性を以後A君とします。
講師の方から
まずは自己紹介をお願いしますと言われA君は話し始めました。
その時クラスのみんなは驚きました。
A君はTHE 声優という声だったのです。
僕たちからしたらこういう声が声優さんっぽいし目指すべき理想の声だと思いました。
レッスンが終わり、帰り支度をしている時にクラスの優等生がA君にこう言いました。
講師の方からの印象も良くないと思うから。
するとA君は
でも作った声で話しているつもりはないです。
これが僕の素の声ですから。
これをそばで聞いていた僕は
A君かっけー!と思う反面、実際その優等生が言うようにこのクラスでA君は評価されないだろうなと思いました。
才能があるのに講師推薦を捨てるなんてもったいないと思った僕は帰り道で一緒だったA君に聞きました。
だから講師推薦じゃなくて当日推薦を狙いにいくよ!
ステム君も自分がいいと思う声で勝負した方が楽しいし後悔しないと思うよ!
そう言われた僕は自分が信じてきた良い声を磨く練習を
なんで人の意見に流されてやめてしまったんだろうと後悔しました。
その後もA君は
自分の信念を貫いた声でお芝居をし続けていました。
もちろん講師の方からは度々声を作るなと言われていました。
そして月日が流れ、進級審査も終わり
レッスン場では、誰が関連会社オーディションに通過したのかという話でもちきりでした。
講師の方からの評価が高かった優等生や一部のクラスメイトは関連会社オーディション1次を通過していました。
一方、自分の信じる声(お芝居)と講師の方が良しとする声(お芝居)
どちらが正しいのか分からないまま演技をしてきた僕たちは
誰も関連会社オーディションに通過することはできませんでした。
そんな中
A君は関連会社オーディションを通過していました。
それを知った優等生たちは
と言っていました。
その年、優等生たちは
2次審査でみんな落とされてしまいましたがA君は複数社から呼ばれて最終審査に進みました。
残念ながらその年にA君は所属できませんでしたが次の年に日ナレの某関連事務所に合格したと聞きました。
最後のレッスン終わりの飲み会でA君が
自然と今の声になっていったんだ。
だから今話している声が作った声っていう感覚はないんだよね。
と言っていたのが今でも印象に残っています。
僕はその後
本科、研修科へと進みますが
どの科でも関連会社オーディションの最終審査に進んだ人はみんな
自分の信じる武器(声)を持っている人たちだったなと思います。
自分が自信を持ってこの声が1番良い音を出せる!
1番良い芝居ができる!
そう思える声を研究していなければ最終審査に進むことは難しいです。
そのことを知るきっかけをくれたのはA君なのでとても感謝しています。
ですのでA君のお芝居や考え方、全てが印象に残っていますね!
時には自分の信念を貫き通せる人にならなくちゃいけないってことだね!
最後までこのブログを見ていただきありがとうございます!
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それではまた!